節電制御で使用量料金を削減
電気料金のしくみ
電圧の種別には、「特別高圧」「高圧」「低圧」の3種の区別があります。その違いは下表の通りです。
電圧種別 | 契約電力 | 供給交流電圧 | 規模 |
---|---|---|---|
特別高圧 | 2,000kw以上 | 7,000V超 | 大規模工場など |
高 圧 | 500kw以上 50kw以上 500kw未満 |
600v超〜7,000v以下 |
中小の企業や工場 商業施設など |
低 圧 | 50kw未満 | 600v以下 | 一般家庭や店舗など |
- ・特別高圧:交流電圧が7,000Vを超えるものであり、大規模工場などの大型施設で利用されています。
- ・高 圧:交流電圧が600Vを超えて7,000V以下のものであり、敷地内にキュービクルを設置し受電します。
契約電力が50kW以上なので、中小の企業や工場、商業施設で利用されています。 - ・低 圧:交流電圧が600V以下のものであり、契約電力が50kW未満なので、一般家庭や小規模店舗で利用されています。
↑省エネ・節電システム「Ai-Glies」は、高圧契約以上のお客様に導入可能です。
電気料金の計算式について
例えば、高圧(契約電力が500kW未満)のお客様の電気料金は、下記のような式で表されます。
- ・電気料金:基本料金と1か月あたりの使用電力量でほぼ決まります。
- ・基本料金:当月を含む過去1年間の最大デマンド値が契約電力となり、その契約電力に料金単価と力率を掛けたものです。
- ・最大デマンド値:過去1年間の内で30分間の電力平均値(デマンド値)の最大値となります。
※詳細は、経済産業省 資源エネルギー庁のホームページをご覧ください。
電気料金の削減は、「使用電力量」や「最大デマンド値」の低減で可能となります。
節電制御で使用量料金を削減
使用量料金を削減しつつ、快適な室内環境を実現!
季節・気候(外気温度・湿度による不快指数)に合わせ1年中空調設備の出力調整をキメ細かく行い、快適な室内環境を実現するとともに、使用量料金を削減します。
季節ごとに自動で設定変更(制御例)
- ・外気がすごく寒い時とすごく暑い時は制御を弱めて冷暖房をしっかりと動かします。
- ・春・秋や夏の早朝、冬の昼過ぎ等の気候が良い時は、制御を強めて節電を強めます。
- ・夏は室温が上がりやすい上層階の制御を弱め、冬は室温が下がりやすい下層階の制御を弱めます。
自動制御でキメ細かい制御を実現
外気の不快指数の変化を監視し、室温が変化する前に下記の8段階の中から最適な条件を判断し、空調設備の節電レベルを自動判別しコントロールします。そのため、使用量料金を削減しつつ、制御時の「暑すぎる」「寒すぎる」などが無い快適な室内環境を実現します。
※冷暖房と約3分間の送風を交互に行うことにより、電気使用量が削減され使用量料金の節約につながります。
デマンドコントロールで基本料金を削減