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IPインターホン(Comelit) 導入事例

仙台市を中心に高齢者向け福祉施設を4施設展開している有限会社ウェルファー様の複合型マンション ドンクマサー パートWビル ANNEX(別館)に、「ビル・マンション向けIPインターホン(Comelit製)」と「緊急呼出コールシステム」の連携システムを導入していただきました。

  • 「安心・安全・便利を追求した複合型マンション」
    ドンクマサー パートW
    ディサービスセンタードンクマサー(上杉 別館)
    シルバーハウスドンクマサー(上杉 別館)
  • 所在地:仙台市青葉区上杉1丁目10-14
    ドンクマサー パートWビル ANNEX(別館)
  • 導入時期:2021年10月(段階別導入)
  • 導入システム:ビル・マンション向けIPインターホン(Comelit製)と緊急呼出コールシステムの連携システム
  • 構成機器: ●ビル・マンション向けIPインターホン(Comelit製)
     集合玄関機(TOUCH)
     住戸玄関子機(QUADRA)
     住戸親機(MAXI、MINI)
     マルチユーザゲートウェイ(スマートホン/ビジネスフォン連携)
     外部接点制御および拡張接点制御(エレベータ着床制御)

    ●緊急コールシステム(NYC-Si)
     多機能電話機 2台
     ラインキー付きPHS 4台
     デジタル埋込型インターホン 16台
     電池レス・ワイヤレス呼出ボタン 1個
     廊下灯 16個
  • URL:http://www.dnkmsa.co.jp/
  • 施工会社:株式会社ビーアイテレコム様

有限会社ウェルファー様は、「高齢者向けディサービスセンター ドンクマサー」および「健康型高齢者住宅シルバーハウス ドンクマサー」を主力として仙台市を中心に4施設を展開されています。

「自分の個性や価値観をしっかりわきまえたうえで利用者の生活歴を理解し、利用者の立場で現状を見つめ、利用者の主体性に近づいて共に歩んでいこう」を経営理念とするドンクマサー高齢者施設はそれぞれに特色のある4施設を構え、高齢者の利用者様方が豊かなシニアライフを過ごせるよう、安全を守る最新技術と人的ケア(最高の笑顔・綺麗な建物・美味しい食事・気持ちよいマッサージ)を合わせ、日々の暮らしを支える企業になります。

このような理念の元、 2021年に竣工したドンクマサー パートWに「安心・安全・便利」を実現させるため、ナカヨのビル・マンション向けIPインターホン(Comelit製)」と「緊急呼出コールシステム」の連携システムを採用していただきました。

今回は、有限会社ウェルファー様 本社にお邪魔し、代表取締役 宍戸様にお話を伺ってまいりました。

─導入の背景、経緯等についてお聞かせください。

かなり前から、これからの社会を想定して幅広い世代に必要とされる新たな住居環境を構想していました。

ドンクマサー パートWは「ビル・マンション向けIPインターホン(Comelit製)」と「緊急呼出コールシステム」の連携システムを導入することによりその構想を実現させた複合型マンションになります。

1階 テナント(不動産会社事務所:グループ会社)
2階から3階 「有料老人ホーム(住宅型)
4階から5階 「シニアマンション(高齢者向け住宅)
6階から上階 賃貸マンション

このように階層によって居住世代が違うため、各階に要件が異なるシステムが混在するビルとなり、システムも複雑になってしまうと思いました。

「導入システム」図
主だった導入システム(各階ごと)複合施設ならではの連携システムになります。

─導入の決め手選定理由・条件)がありましたら教えてください。

昨今、高齢者をターゲットとした犯罪が増加しています。
高齢の世代は、日々を穏やかに過ごしたいと願い安全を求めている方が多いです。
まさに「犯罪に巻き込まれない安全な住まい」のために、ナースコールはもちろんオートロックは必要不可欠でよりセキュリティがしっかりしてなきゃいけなかった。

いろんな大手の会社で検索したり、身近な人に助言をもらったりしながら、機器を探しましたが、株式会社ビーアイテレコムの斎藤様に薦められた御社の製品にしました。全ての要件を満たすシステムをワンストップでしかも安価に実現できました。
不具合にもすぐ対応してくれるので信頼してシステム周りのことは全て頼っています。

ニュースで大々的に報道された広域詐欺の影響で、高齢者が一人で暮らすことに不安を感じるようになり、ホームへの問合せが急増し、現在満室となっています。新たなビルを計画しています。

「有限会社ウェルファー 宍戸社長」写真
有限会社ウェルファー 宍戸社長と高齢者施設ドンクマサー(ロゴには施設名DNKMSAの文字が隠れています)

─導入効果についてはいかがでしょうか?

エレベーターの着床制限とも連動しており安全性や誤侵入防止にとても助かりました。
高齢の入居者もエレベーターが止まった階で降りて、あとは自分の部屋に行くだけで間違いようがありません。それに関係のない人間が不要なフロアへ立ち入らない安心感もいいです。

また、上層階はスマートフォン連携で使用しているので、出先で宅配便や定期便の対応ができるのもすごく便利です。
置き配の需要も増えているので、不在時にもスマートフォンから操作すれば自分の階にだけ止まるようエレベーター制御して玄関前に重たい荷物を置いてもらえるので、高齢の方以外にも女性やファミリーに好評でした。

他にも、呼び出された瞬間から自動録画される機能がついているから、セキュリティの不安もありませんでした。

「住戸親機とスマートフォンに同時着信」写真
玄関機から呼び出されると住戸親機とスマートフォンに同時着信。外出時も安心です。
[左から 集合玄関機(TOUCH)、住戸玄関子機(QUADRA)、住戸親機(正:MAXI、副:MINI)]

─今後の展望、ご要望等についてお聞かせください。

防犯カメラ映像を録画監視しているが、リアルタイム監視できるか気になっています。
(※システム構築方法によって「ビル・マンション向けIPインターホン(Comelit製)」で可能)

今後は各住戸のオートロック化など、よりセキュリティ面を充実させたいと考えています。
同時に高齢の入居者の忘れ物や失くし物の対応を改善したいと思ってます。
現状、鍵を失くしたら入れない状態で、暗証番号との組み合わせとかセキュリティーを確保しながらもっと便利なシステムができるといいなと考えています。
顔認証は、高齢になるとお顔が日によって変化するので、採用を悩んでいます。

次の複合型マンションも考えています。本社のビルも老朽化していて耐震面の安全を考慮して立て直しも考えている。何がいいのか、次のビル、次のビルと進化させて、より幅広い世代の入居者にとって暮らしやすいビルにしていきたいと考えています。
その際は、ぜひナカヨとビーアイテレコムでシステムを検討したいと思います。

取材日:2023年11月

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